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【官方物料】雨中祈晴第三卷特典
——見間違いだと、思いたかった。
——我真希望是自己看错了。
愛音ちゃんの家。みんなで夜通し作業をした日の朝。
小爱音的家。大家通宵工作后的清晨。
天窓から差し込む日差しと、遠くに聞こえる鳥の声。
从天窗洒落的阳光,以及远处传来的鸟鸣声。
連日の疲れもあったのか、久しぶりに気持ちのいい目覚めだったのに。
也许是因为连日来的疲惫,这本该是久违的一次让人心情舒畅的醒来。
私の視界に飛び込んできたのは、変わり果てた姿の、それ。
然而,飞入我视野的,却是那个已经面目全非的,“它”。
「私の衣装……切れてる〜〜っ!!?」
“我的演出服……被剪开了——!!?”
それはもう、見事なまでに真っ二つ。
它已经被干脆利落地,剪成两半。
「え……なんで……?」
“诶……为什么会……?”
昨日の夜、私がソファに寝転んだ時はまだ、一枚の短いワンピースだった
はず。
昨晚我躺在沙发上的时候,它应该还是一件好好的短款连衣裙才对。
面倒だなと思いつつ、型紙に沿って切っては縫って、どうにか出来た
物だったのに。
明明是我一边觉得麻烦,一边沿着裁剪图样剪切、缝纫,好不容易才做好的东西。
それが今は、左と右に、バッサリ両断されていて。
现在却被咔嚓一下,彻底分成了左右两半。
つまり、私が寝ている間に、こうなったということ。
也就是说,在我睡着的时候,它变成了这样。
「なに〜〜……?」
“怎么了嘛——……”
「……うるさいんだけど」
“……好吵啊。”
「……?」
“……?”
私の悲鳴で、みんながもぞもぞと起きてくる。
因为我的惊叫声,大家开始蠕动着醒了过来。
衝立の向こうにいる楽奈ちゃんだけは、まだ様子が伺えない。
只有在屏风那头的小乐奈,还看不出动静。
でも、きっと間違いない。
但是,绝对不会错。
4人の中に、私の衣装を切った犯人がいる。
这4个人当中,一定有剪坏我衣服的犯人。
「見て、これ」
“看啊,这个。”
左手と右手、それぞれに断片を持って突つきつける。
我左手和右手各拿着一块碎片,递到她们面前。
「え〜〜……? え? あれ? 切れてる!!」
“诶——……?诶?啊咧?被切开了!!”
寝ぼけ眼でぼんやり見ていた愛音ちゃんが、ようやく事態を把握した
のか、大きく身を乗り出してくる。
原本睡眼惺忪、迷迷糊糊看着的小爱音,似乎终于搞清楚了状况,猛地探过身来。
「……切れてたら何? 縫えば良くない?」
“……剪坏了又怎样?再缝上不就好了?”
「切った跡目立つじゃん!」
“剪开的痕迹很明显的吧!”
「うるさ……別にそんなの、どっちでも……いいでしょ……」
“好吵……那种事情,怎么样都……无所谓吧……”
まだ疲れが抜けきっていないのか、立希ちゃんは喋りながら、徐々に
床に沈んでいく。
也许是累得还没缓过劲来,小立希一边嘟囔着,身体一边渐渐陷回了地板上。
燈ちゃんに至っては、体は起こしてはいるものの、目がほとんど開い
ていない。
至于小灯,虽然身体坐起来了,但眼睛几乎根本没睁开。
「……どうするの、これ。私も私服でもいい?」
“……这个,要怎么办。我也穿私服上台可以吗?”
別に元々、衣装なんて無くてもいいと思ってたし。
反正我本来就觉得有没有演出服都无所谓。
こんな前衛的なものを着るくらいなら、私服の方が全然いい。
与其穿这种前卫得过头的衣服,还不如穿私服好得多。
「ダメだって! てかなんでこんなことに……あ」
“不行的啦!不过话说为什么会变成这样……啊。”
「何?」
“怎么了?”
思い当たる節があったのか、愛音ちゃんが言葉に詰まる。
似乎是想到了什么线索,小爱音突然语塞。
「楽奈ちゃん……型紙切ろうとしてたから、切るなら紙じゃなくて布っ
て、私が……」
“小乐奈……当时正准备裁剪纸样,我就对她说,既然要裁,那就别裁纸了,改裁布吧……”
昨日の記憶を思い返す。
我回想了一下昨天的记忆。
確かに作業を始めた時、そんなやりとりがあった気もする。
确实在开始工作的时候,隐约记得好像有过这么一段对话。
「じゃあ、これ切ったのも……楽奈ちゃん?」
“那,把这个剪掉的也是……小乐奈?”
「……かも」
“……可能吧。”
「…………」
“…………”
衝立の向こう、愛音ちゃんのベッドを占領して、まだ起きる気配のない楽奈ちゃんの方を見る。
我看向屏风那头,正霸占着小爱音的床、丝毫没有要醒来迹象的小乐奈。
多分、というかほぼ間違いない。
大概,或者说几乎可以肯定了。
そもそも燈ちゃんと立希ちゃんは曲作りに専念していて、衣装班だっ
たのは私・愛音ちゃん・楽奈ちゃんの3人。
毕竟小灯和小立希都在专心写歌,负责服装的只有我・小爱音・小乐奈三个人。
デザインした当人が違うと言っているんなら、消去法でも1人しかい
ない。
既然设计服装的本人都说不是她做的,那用排除法也只剩一个人了。
「まあ、切っちゃったもんはしょうがないか……」
“嘛,既然已经剪掉了,那也没办法了呢……”
「しょうがないない」
“什么叫没办法啊。”
愛音ちゃんが納得したところで、着るのは私だし、何の解決にもならない。
就算小爱音想得通,可衣服是要由我来穿的,这根本解决不了任何问题。
「え……もしかしてそよりん、結構気に入ってた?」
“诶……难不成素世世,其实还挺中意这件衣服的?”
「変なのを着るのが嫌なの」
“我只是讨厌穿奇怪的衣服。”
都合のいいように捉えるのはやめてほしい。
希望她不要总是擅自做出对自己有利的脑补。
「そんなに変かな……なんか逆に、結構いい感じな気も……あ!」
“有那么奇怪吗……总觉得反过来,反而感觉挺不错的呢……啊!”
急に立ち上がり、本棚を漁り始める愛音ちゃん。一冊の雑誌を引っ掴んで戻ってくる。
小爱音突然站起身,开始在书架上翻找起来。她一把抓起一本杂志走了回来。
「これ!これ見てよ!」
“这个!看这个!”
開かれたページには、パリで行われていたファッションショーの写真。
翻开的那一页上,是一张在巴黎举办的时装秀的照片。
その中の一枚、片側だけが切り落とされたワンピースを着ている女性。
其中一张照片里,是一位穿着只有单侧被剪落的连衣裙的女性。
ワンピースの下には、マキシ丈のシャツワンピースのようなものが縫い付けられている。
连衣裙的下方,还缝合着一件类似长款衬衫裙一样的衣物。
全体的にかなりデザイン性が高く、ファッション感度が高い人以外からは、奇異の目で見られてしまいそうな服装で。
整体设计感极强,在时尚敏感度不高的人眼里,恐怕会是一种会被当成怪人来看待的服装。
「なーんか見覚えあったんだよねー!モードな着こなしって感じで良くない?」
“总觉得有点眼熟呢!这种时尚的穿搭风格很不错吧?”
万事解決、のような勢いで話す愛音ちゃん。
小爱音用一种仿佛一切都迎刃而解的势头说道。
でも私は、まるで腑に落ちていないまま。
但我的心里,却完全无法释怀。
「……もういい。私服で出る」
“……够了。我穿私服上台。”
「えー!?全員分作った意味ないじゃんー!」
“诶——!?那特意做全员份不就没意义了吗——!”
「……そよちゃん」
“……小素世。”
ようやく目を覚ましたのか、燈ちゃんも会話に加わって。
看来是终于醒了吗,小灯也加入了我们的谈话。
「衣装……着ないの?」
“演出服……不穿了吗?”
「そう。樂奈ちゃんに切られちゃったからね」
“对。因为被小乐奈剪坏了呢。”
「えー、いいと思うんだけどなー」
“诶——,我觉得其实挺好看的呀——。”
「………」
“……”
「ともりん?」
“灯灯?”
何かを言いたそうにする燈ちゃん。
小灯一副有什么话想说的样子。
何度も見てきたこの表情。わがままな時の、燈ちゃん。だから私は、先手を打つ。
这是我已经见过无数次的表情。这是小灯任性时的模样。所以我决定先发制人:
「燈ちゃんだって、ライブするのに衣装は絶対欲しいわけじゃないでしょ?」
“小灯你其实也觉得,Live的时候不是非得要演出服的,对吧?”
放っておくと、また流されてしまうから。
如果不管她的话,情绪就又会被她带着走了。
「……わからない、けど」
“……虽然不太清楚,不过……”
「でも、私の読みが甘かった。バンドだとは、思う」
“但怎么说,我的想法可能也有点天真。如果是乐队的话,我想。”
「!」
“!”
「みんな一緒に……みんな、並んで」
“大家在一起……大家,整齐一致。”
燈ちゃんは、退かなかった。
小灯没有退缩。
いつものように辿々しく、言葉を手に探るようにして。
像平时那样断断续续地,宛如用双手去摸索词汇一样。
「私たちだ、って」
“证明‘这就是我们’。”
こちらの様子を伺うみたいに、それでもまっすぐ私の目を見て。
仿佛在试探我的反应一般,她依然直视着我的眼睛。
「ともりんいいこと言ううー!」
“灯灯说得太好了——!”
別に、プロになって大成したいわけじゃない。
倒也不是说,想成为职业音乐人并取得成就。
有名になりたいわけでも、音楽を極めたいわけでもない。
也不是想出名,更不是想钻研音乐。
ただ、離してもらえなかったから、何となくここにいる。
只是因为无法放开手,所以就这么待在这里了。
なのに。お揃いだなんて、そんなもの。
既然如此,什么“整齐的的队服”这种东西……。
「……わかった。着ればいいんでしょ」
“……我知道了。穿就是了吧。”
「……!」
“……!”
ぱっと、燈ちゃんの表情に喜色が混じる。
瞬间,小灯的脸上浮现出一丝喜色。
なんとなく、私の方が目を逸らしてしまった。
不知不觉间,反倒是我先移开了视线。
「変だねって言われたら、愛音ちゃんのデザインですって言うから」
“如果被别人说‘好奇怪啊’,我就会告诉她们这是小爱音设计的。”
「え、ひどー!」
“诶,好过分——!”
不満を表明する愛音ちゃん。
小爱音表示强烈不满。
そもそも衣装が欲しいと言い出したのは彼女なのだから、デザイナーとしてそれくらいの責任は負うべきだと思う。
本来最开始说想要演出服的人就是她,作为设计师,我觉得她理应承担起这点责任。
「……そういえば、バンド名って決まったの?」
“……说起来,乐队名字定下来了吗?”
「迷子の……バンド」
“迷子的……乐队。”
「……変じゃない?」
“……不觉得奇怪吗?”
「いやいや、ちゃんと意味あるんだってば! 何回転んでも、迷っても
ぐってー!」
“不不不,这可是有深刻意义的!无论摔倒多少次、迷茫多少次,也要一起下去——!”
「はいはい」
“好吧好吧。”
耳馴染みはないけれど、それくらいがいいのかもしれない。
虽然听起来不太习惯,但或许这样反而更好。
格好つけず、ありのまま。人間になれない私たち。
不装模作样,保持本真。无法成为“人类”的我们。
それがこうして、集まっている。ただ、それだけ。
就是这样的我们聚在了一起。仅此而已。
「あーーっっ!?」
“啊————っっ!?”
と、愛音ちゃんの叫び声。スマホの画面を見ている。
小爱音突然尖叫起来。她正盯着手机屏幕。
「……何?」
“……怎么了?”
「ねえ時間! 朝スタジオ入るって言ってなかった!?」
“喂,时间!不是说过早上要进录音室的吗!?”
「そうなの?」
“是这样吗?”
「そうだよ! そよりん寝てたから知らないかもだけど! ねえりっ
きー! 起きてー!」
“就是啊!素世世刚才在睡觉可能不知道!喂,狸希!快醒醒——!”
二度寝していた立希ちゃんを、愛音ちゃんが乱暴に揺さぶる。
小爱音粗暴地摇晃着正在睡回笼觉的小立希。
「……うるさいな」
“……好烦啊。”
「時間! 予約何時って言ってた!?」
“时间!你之前说预约的是几点!?”
「…………やば」
“…………糟糕。”
勢いよく起き上がる立希ちゃん。その表情に余裕はなくて。
小立希猛地坐起身来。她的脸上已经毫无余裕。
「準備! 急いで! 朝イチでスタジオ取ってる!」
“准备!快点!我约的是大清早的第一场录音室!”
「てか待って! そよりんの衣装できてない!」
“等等,话说回来!素世世的演出服还没做好呢!”
「向こうでやって! 野良猫ー! 起きてー! ライブー!」
“去那边再弄!野猫——!快起来——!Live——!”
「…………やる」
“…………要办。”
「じゃあ今起きてー!」
“那就现在给我起来——!”
一気に室内が慌ただしくなる。
房间里瞬间变得一片兵荒马乱。
本当に、どうしていつもこうなるんだろう。
真是的,为什么每次都会变成这样。
「おなかすいた」
“肚子饿了。”
「向こうにケータリングあるから!」
“那边有配餐准备着呢!”
「ともりん衣装詰めるの手伝ってー!」
“灯灯,帮我收拾一下演出服!”
「うん……!」
“嗯……!”
「えく、じゃあそよりーんー!」
“那、那素世世——!”
「灯に余計な体力使わせないでー!」
“别让灯消耗多余的体力——!”
「はいはい」
“是是。”
すっぱり二等分されてしまった、衣装の切れ端を拾い上げる。
我捡起那块被干脆利落地一分为二的演出服碎片
「…………」
“…………”
「そよりん?」
“素世世?”
何度も転んで、迷い続けて。
无数次跌倒,一次次迷茫。
誰かに手を差し伸べられて、ようやく前に進めるような。
必须被某人伸出援手,才终于能够向前迈进。
そんな、不完全な私たちが集まってできた、不完全なバンド。
这就是由这样不完美的我们聚集而成的,不完美的乐队。
この衣装は、その証明となるもので。
这身演出服,便是最好的证明。
「半人前、かあ」
“半吊子,吗……”
「え、なに?」
“诶,什么?”
「なんでもない。ほら、急ぐんでしょ」
“没什么。好啦,不是要抓紧时间吗?”
完璧じゃなくて、綺麗じゃない。
不够完美,也称不上漂亮。
そう考えると、この布切れたちのことも、ちょっとは愛してやっても
いいかなと、思えてくるのだった。
这么一想,我不禁觉得,给这几块碎布一点点疼爱,似乎也不错
翻译:GyXMXXM
