26-06-07 19:43

#的野美青[超话]##的野美青#
via courrier.jp
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どのように書き始めればいいのか迷いました。けれどその迷いの中でふと気づいたんです。こうして言葉を探しながら手を動かしているこの時間こそが「考えている」という状態なのかと。

と、いうように自分が今確かに何かを考えている、と実感できる瞬間があります。それは決まって、ペンを握ったりキーボードを叩いたりしているとき。

私にとって「考える」という行為は、「書く」という動きと切り離せないものです。

日々の生活の中で、頭の中には名前のつかない感情やイメージが絶えず浮かんできます。うれしい、でもない……。かなしい、でもない……。そうした単純な言葉ではこぼれ落ちてしまう、もっと細かく複雑な、放っておけば消えてしまいそうな何か。

私はステージの上や誰かとの会話の中でふと芽生えた大切な感覚が、二度と手の届かない場所へ流れていってしまう気がして、それらに無理やり形を与えるように一度言葉にしてみます。

実体のない感覚を、かろうじて形のある文字として残してあげる。それはどこか勉強にも似ていると思います。難しい計算や複雑な式など、頭の中だけでは曖昧なままでも、紙に書き出した瞬間に筋道が見えてくることがあります。途中式が書き残されているからこそ、何度でも自分の思考を検算できる。頭の中だけで考えていたときには見落としていた小さなズレや、無意識のうちに飛ばしてしまっていた前提にも、きちんと立ち返ることができます。

もしその答えが間違っていたとしても、どこで、なぜ、そうなったのかを辿ることができる。正解に近づくこと以上に、自分がどう考え、どこで迷ったのかを可視化して一歩先へと進むことが大切なのだと思います。

頭の中でまとめてから書く、というよりも、書く動きがなければ、私の思考は始まらないんです。

考えるとは新しく何かを生み出すことだけでなく、すでに自分の中にあったものに気づく行為でもある、と私はしばしば思うのですが、書き進めるうちに、私はよく自分の知らなかった自分に出会うことがあるんです。心の底に沈んでいた小さな違和感や、自分でも気づかないふりをしていた願い、それらが文字となって現れるとき、私は今の自分を少しだけ客観的に見つめることができる気がします。それは自分との距離を縮め、バラバラだった自分と対話を深めていくきっかけになったりするんですよね。

私にとって考えることとは、不確かな気持ちを書き留めて、対話を重ね確かめ続けること、そして、その過程を何度でもやり直せる状態にしておくこと、かなと。

AIが瞬時に提示してくれるような、それらしき完成形の答えに辿り着くことよりも、自分の中に生まれた問いを簡単に手放さずに抱え続け、その問いと向き合いながら、自分自身との関係を少しずつ構築することにこそ意味があるのだと思っています。

問いを持ち続ける旅において、その地図を広げることができるのは、今この瞬間、他の誰でもない、ペンを握っている自分自身だけだと、私は信じています。

PROFILE
的野 美青(まとの・みお) アイドルグループ「櫻坂46」の三期生。2006年11月8日生まれ。さそり座。福岡県出身。167cm。AB型。12th Single「Make or Break」で初めて表題曲センターを務めた。アニメ好きで、世界最大級のアニメイベント「AnimeJapan」で2025年から2年連続でアンバサダーを務め、トレーディングカード「ビルディバイド」の応援大使にも就任している。7月より全国アリーナツアーの開催が決定。また、11月にはZOZOマリンスタジアムにて「6th YEAR ANNIVERSARY LIVE」の開催も決定している。 櫻坂46公式ホームページ:http://t.cn/A63W1xvY

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