日本川岛隆太教授《脳を鍛える!》翻译(06)
第1章 60代以降に 老ける人と老けない人の差(1)
60岁以后
老人和不老人的差别
60代はこれからの人生を考えるタイミング
60多岁是考虑今后人生的最佳时机
人はいつから老い、老人になるのでしょうか。
人什么时候变老?变成老人呢?
昔は60歳、いわゆる還暦が人生のひと区切り、「老人」のスタートでもありました。 さらにそれ以前、例えば私の親世代は、定年が55歳だったことを覚えていらっしゃる方もいるかもしれません。
过去,60岁也就是花甲是人生的一个区段,也成为“老人”的起点。再往前一点,比如我的上辈人,他们退休的年龄是55岁。
1986年に「高齢者雇用安定法」が施行され、60歳定年が努力義務になり、88年からはさらに義務化されました。2012年には同法が改正され、希望者全員の雇用確保(定年延長、継続雇用など)を65歳までとすることが義務となりました。公務員は60歳だった定年が、段階的に65歳まで引き上げられることが決まっています。さらに、2021年の高齢者雇用安定法の改正では、70歳まで雇用を継続することが企業に求められるようになりました。
在1986年实施的《老年人雇佣安定法》,要努把劲做到60岁退休,再到了88年60岁成为理所当然的退休年龄。2012年修订该法律,将全员的聘用年限(退休延长、继续聘用)都延长到65岁。虽然公务员的退休年龄为60岁,但可以分阶段地延伸到65岁。更进一步,2021年又修订高龄人聘用法,希望企业继续聘用到70岁。
「還暦を迎える60歳が定年」という社会通念とは異なる状況が10年以上も前に生まれているので、今は65歳を区切りの年としてイメージされている方が多いことでしょう。
“迎接花甲的60岁退休”这个社会通用概念,与此不同的状况在10年以前就诞生了。现在各个方面都已经把65岁当作阶段性年龄。
そして、家庭をもつ人、独身のまま過ごす人、子どもがいる人、いない人と家族の形態もさまざまで、ひと言で「60代」といっても、健康状態も、気持ちのあり方も、 生活パターンも多岐にわたります。昔よりも皆、見た目や考え方、行動も若く、「現役感」が強い人も多いのではないでしょうか。
而且,有家庭的人、独身生活的人、有孩子的人、没有孩子的人等家庭形态各式各样,简单地说:虽然“60岁”了,但其健康状态、精神模样、生活样式等复杂多样。与过去相比很多人,其目光、思考方式、行动上等还都灵活年轻,“仍在工作感”很强。
加えて「平均寿命」は2023年度のデータによると、男性が81歳、女性が87歳。60歳から20年以上生きるとなると、人生は長い。こうした面からも、60歳で「老後」をイメージしようとしても、いまひとつピンとこないかもしれません。
根据2023年的数据,男性平均寿命81岁,女性87岁。从60岁开始继续生活20年,人生变长了。从这一方面来说,把60岁确定为“老了”,现在已经不是焦点了。
ところが、この「平均寿命」を多くの人が誤解しています。平均寿命とは「今現在生まれた人が、いつ頃まで生きられるか」という予測値なのです。つまり、2023 年度の平均寿命は、「現在0歳の赤ちゃんが、男性なら81歳、女性なら87歳くらいまで生きるのではないか」という期待値なのです。
可是很多人把这个“平均寿命”给误解了。所谓的平均寿命是指“现在出生的人,能生存到什么时候”这个预测值。就是说,在2023年度的平均寿命是指“现在0岁的幼儿,是不是男性活到81岁,女性活87岁”这个期望值。
では、現在すでに中高年に差しかかっている人の寿命はどれくらいかというと、厚生労働省は「平均寿命」とともに、その人があとどれくらい生きられるかを予測した 「平均余命」という数値も割り出しています。これによると60歳男性の平均余命は約24年、女性の平均余命は約29年。今0歳の赤ちゃんよりは2~3年多く生きるという計算です。どうです? ますます「老後」は遠く、イメージしづらいものになったでしょうか。
可是现在临近中高龄的人的寿命能有多少呢?根据劳保部将“平均寿命”和这些人之后能生活多少年的“平均剩余寿命”预算出来。据此60男性的平均剩余寿命约24年,女性平均余命约29年。与现在0岁的幼儿相比多活2-3年。怎么样?逐渐地,“老了”这个事情在变远,这个界限不好分割了。
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