yamoli
25-09-11 19:30

《海辺のカフカ》摘译49章(20)
「長い目で見れば、それもきっと悪くないことだよ」と彼女は言う。
“从长远来看,那肯定不是一件坏事。”她说。

「さくらさんも東京に戻るでしょう」
“樱子你也回到东京吗?”

「うん。たぶん9月になったらね。夏のあいだはどっかに旅行に行こうと思うんだ」
“嗯。大概到9月吧。想在夏天去什么地方旅行。”

「東京で会ってくれる?」
“在东京可以见面吗?”

「いいよ。もちろん」と彼女は言う。「君の電話番号を教えてくれる?」
“可以的。当然了。”她说。“你的电话号码可以告诉我吗?”

僕は自宅の電話番号を教える。彼女はそれをメモする。
我把家里的号码告诉她。她记在笔记本上。

「ねえ、このあいだ君の夢を見たよ」と彼女は言う。
“这期间梦见过你。”她说。

「僕もさくらさんの夢を見た」
“我也梦见过你。”

「ねえ、それはひょっとしてすごくエッチな夢じゃないの?」
“那正好是好色的梦?”

「かもしれない」と僕は認める。「でも結局それはただの夢だよ。さくらさんの夢のほうは?」
“也许是吧。”我承认。“但是结果呢,那也只是梦而已。樱子你的梦如何?”

「私の夢はエッチな夢じゃなかったよ。田村君が迷路のように広い家の中にひとりで歩きまわっている夢だった。君はなにかとくべつな部屋を探しているだけど、その部屋はぜんぜん見つからないんだ。でもその家の中には、逆に君のことを探しまわっている誰かがいる。私は叫んで、君に注意を与えようとするんだけど、私の声はうまく届かないんだ。とても怖い夢だったよ。夢の中でずっと大声を出していたもので、目が覚めたらすごく疲れていた。それで君のことがとても気になっていたんだ」
“我的梦并不是好色的梦。田村你像是迷了路那样,在宽大的房子里面一个人转悠着。你在寻找什么特殊的房子,却根本找不到那样的房子。但是在那个家中,有人却相反地在寻找你。我叫唤你,想引起你的注意,但是我的声音传不过去。那是非常恐惧的梦。因为在梦中发出了极大的声音,等醒来的时候已经很累了。所以非常关注你的事情。”

「ありがとう」と僕は言う。「でもそれもただの夢だよ」
“谢谢你了。”我说。“不过那也只是梦而已。”

「なにも悪いことは起こってないんだね?」
“没有发生什么不好的事情吧?”

「悪いことはなにも起こっていない」
“没有发生什么不好的事情。”

悪いことはなにも起こっていない、僕は自分にそう言い聞かせる。
没有发生什么不好的事情。我像是对自己说的。

「さよなら。カフカくん」と彼女は言う。「そろそろ仕事に戻るけど。もし私と話したくなったら、いつでもここに電話をしていいよ」
“再见,田村。”她说。“要马上回到工作中去,若想给我打电话,什么时候都可以打。”

「さよなら」と僕は言う。「お姉さん」と僕はつけ加える。
“再见。”我说。“姐姐。”我加了一句。

发布于 北京