《海辺のカフカ》摘译49章(19)
彼は僕から離れ、僕の顔をまっすぐ見て微笑む。「いつそれを言ってくれるか、ずっと待っていたんだ」
他脱离开我,直对着我的脸笑。“你什么时间给我说这话呢?我一直在等待着。”
リュックを背負って駅まで歩き、電車に乗って高松駅まで行く。駅の窓口で東京行きの切符を買う。東京に着くのは夜遅くになる。とりあえずどこかに泊まり、それからたぶん野方の家に戻ることになるだろう。あの誰もいないがらんとした大きな家に戻り、そこで僕はまたひとりきりになる。誰も僕の帰りを待ってはいない。でもそこのほかに帰るべき場所はない。
背起背包走到车站,乘电车到高松站。在车站的售票口买上去东京的车票。到东京已经是夜里很晚了。住在哪里,也只能回到野方的家。回到那所没有任何人的安静宽阔的家,在那里我还是独自一人。谁也不等待着我的归来。但是除此之外也没有其它可回的地方。
駅の公衆電話からさくらの携帯電話に電話をかける。彼女はちょうど仕事中だ。でも少しだけならいいよと言う。そんな長く話せないけどね。少しだけでいいと僕は言う。
用车站的公用电话给樱子打了电话。她正在工作中。所以只能说几句话。不允许那么长时间的通话。我说:只说两句即可。
「これから東京に戻ることになったんだ」と僕は言う。「今は高松駅にいる。そのことだけを伝えたかったから」
“我这就要回东京了。”我说。“现在在高松站。只想告诉你这件事。”
「家出はもうやめたんだね?」
“这就结束离家出走了?”
「そういうことになると思う」
“是的。我想。”
「たしかに15歳は家出するにはちょっと早すぎるものね」と彼女は言う。
「でも、東京に戻ってどうするの?」
“的确是,15岁就离家出走也太早了。”她说。“可是回到东京做什么呢?”
「たぶん学校に戻る」
“应该回到学校。”
发布于 北京
