yamoli
25-09-05 17:53

《海辺のカフカ》摘译49章(15)
大島さんは鉛筆の消しゴムの部分でこめかみを何度か軽く押す。電話のベルが鳴り始めるが、彼はそれを無視する。
大岛用铅笔的橡皮头几次轻轻压过太阳穴。电话铃声开始响起来,他无视电话。

「僕らはみんな、いろんな大事なものを失いつづける」、ベルが鳴りやんだあとで彼は言う。「大事な機会や可能性や、取り返しのつかない感情。それが生きることのひとつの意味だ。でも僕らの頭の中には、たぶん頭の中だと思うんだけど、そういうものを記憶としてとどめておくための小さな部屋がある。きっとこの図書館の書架みたいな部屋だろう。そして僕らは自分の心の正確なありかを知るために、その部屋のための検索カードを作りつづけなくてはならない。掃除をしたり、空気を入れ換えたり、花の水をかえたりすることも必要だ。言い換えるなら、君は永遠に君自身の図書館の中で生きていくことになる」
“我们大家,都在丢失各种重要的东西。”电话铃响过之后他说。“重要事情的机会、可能性和无法挽回的感情。它是生成事情的一种意义。可是在我们的脑中,也许就是在我们的脑中吧,有一个留存记忆那些东西的小房间。就像是这个图书馆中书架那样的房间。然后我们为了知道自己心中正确地所在,必须要建立那种房间的检索卡。打扫卫生,空气交换,更换花中的水,都很有必要。简言之,你自己永远生存在自身的图书馆中。”

僕は大島さんの手の中にある鉛筆を見ている。それは僕をひどくつらい気持ちにさせる。しかし僕はまだあと少しは、世界でいちばんタフな15歳の少年でありつづけなくてはならない。少なくともその振りをしなくてはならない。一度大きく息を吸い込み、肺を空気で充たし、感情のかたまりをなんとか奥のほうへ押しやる。
我看着大岛手中的铅笔。它让我产生了非常难受的精神。但是稍过之后,我必须成为世界上最坚强的15岁的少年。至少要成为那种样子。一次深入呼吸之后,充足了肺中的空气,把感情之类的东西押到最深处。

「またいつかここに戻ってきてもいいですか?」と僕はたずねる。
“那么我想什么时候再回到这里,还可以吗?”我问道。

发布于 北京