yamoli
25-08-19 21:43

《海辺のカフカ》摘译48章(19) いったん入り口を閉めてしまうと、その白いものを片付けるのは思ったよりずっと簡単だった。もう行き場はふさがれてしまったのだ。白いものにもそのことわかっていた。それは前進することをやめ、隠れ場所を求めて部屋の中をうろうろとさまよった。ナカタさんの口の中に戻ろうとしていたのかもしれない。でももう逃げきるだけの力は残されてはいなかった。青年は素早くそのあとを追い、鉈のような包丁をふるってそれをいくつかに分断した。そして分断されたものをまたいっそう細かく分断した。それらの白い断片は床の上でしばらくのたうっていたが、そのうちに力をなくして動かなくなった。それらは硬く丸くなって死んでいた。カーペットはその粘液で白く光っていた。星野さんはそれらの死体をちりとりで集めてごみ袋に入れ、その口を紐できつく縛り、それをまたべつのごみ袋に入れた。そのごみ袋の口も紐できつく縛った。そしてそれを押入れの中にあった厚い布の袋に入れた。

一旦把入口关上,来收拾那白色的东西就很简单了。把它所去的地方堵上了。白色的东西自己也就明白了。它停止前进,为了寻找隐蔽的地方在房间内转来转去。也许会回到中田的嘴中。可是已经没有可逃跑的力气了。青年快速追赶它,挥动像是砍刀的菜刀把它砍断成几段。接着把已经截断的分段再进一步细分。那些白色的分段在地板上翻滚,逐渐没有力气不动了。它们变硬变成球形死去。地毯因为那些粘液而发出白光。星野把那些碎尸体整理收集到垃圾袋中,封上口,再把这垃圾袋放到另一个垃圾袋中。也把那个垃圾袋的口子系上。接着再把这些塞进厚布袋中。

それだけをやってしまうと、青年は気が抜けたように床にしゃがみこんで、肩で大きく息をした。両手がぶるぶると震えていた。何か声を出そうとしたが、うまく言葉にならなかった。

完那些之后,青年垂头丧气地蹲在地板上,肩膀也歇息一下。两只手还在抖动。想发出什么声音却找不到要说的话。

「上出来だ、ホシノくん」と少しあとで青年は自分に向かって言った。

“太厉害了。星野。”稍过之后青年对自己说。

白いものを攻撃したり、石をひっくり返したりするときにあんなに大きな声を出したんだから、マンションの住人が目を覚まして警察に電話でもしたんじゃないだろうかと青年は心配した。しかしありがたいことに何ごとも起こらなかった。サイレンの音もしなかったし、誰もドアをノックしなかった。こんなところを警察に踏み込まれたら、たまったものじゃない。

在一边攻击白色东西,一边搬动石头过程中,发出了那么大的声音,会不会引起公寓里面他人的注意给警察打电话呢?青年很担心。但是担心的事并没有发生。没有警笛的声音,也没有谁来敲门。在这个时候警察闯进来,也没有可怕的。

ばらばらにして袋の中に詰めたその白いものが、もはや息を吹き返さないだろうということは星野さんにもわかっていた。そいつにはもう行き場がないのだ。しかし念には念を入れたほうがいい。夜が明けたら近くの海岸ですっかり焼いてしまおう。灰だけにしてしまおう。そしてそれが終わったら名古屋に帰るんだ。
凌乱地集中在袋子中的白色东西,已经不会再重生。星野明白这一点。已经没有它可去之处。但最好还是要格外小心。等天亮了到附近的海岸把它全部烧掉。连灰都处理好。把这些处理好后就回到名古屋。

发布于 北京