《海辺のカフカ》摘译48章(17)
「よう、君は入り口の石になったんだ」と青年は言った。「ということは、あいつがここに来るまでに君を閉めちまえば、あいつは中に入れなくなるわけだ」
“哎呀,你终于变成入口的石头了。”青年说。“这么说,这个家伙来到这里前把你关闭了,那个家伙就进不去了。”
青年は精いっぱいの力をこめて石を持ち上げようとした。しかし石はやはり動かなかった。
青年使尽全力想将石头举起来。但是那石头还是纹丝不动。
「動かねえよ」と青年は大きく呼吸をしながら石に向かって言った。「よう、石くん、君は前のときよりさらに重くなっているみたいだ。まったくきんたまがこぼれ落っちまいそうに重いぜ」
“搬不动呀。”青年一边喘着大气一边对石头说。“嘿,石头,你比以前又变重了。完全像是我的睾丸掉下来那么沉重。”
背後ではざわざわという音がつづいていた。その白いものはこちらに着実に近づいているのだ。時間はもうあまり残されていない。
背后的沙沙声音还在继续传来。那白色的东西确实仍朝这里靠近。所剩的时间已经不多了。
「もう一回やってみる」と青年は言って、石に手をあてた。そして息を思い切り深く吸い込み、肺をいっぱいにし、呼吸をとめた。意識をひとつに集中し、石の片側に両手を当てた。これで持ち上がらなかったら、もう二度と機会はない。ここだよホシノくん、と青年は自分に声をかけた。これで決めちまうんだ。ひとつ死んだ気でやれ。それから渾身の力を込めて、うなり声とともに石を持ち上げた。石は少しだけ持ち上がった。彼はさらに力をこめて、それを床からはがすように持ち上げた。
“那么再尝试一次吧。”青年说着,用手去触摸石头。接着深深地呼吸,把肺充满,憋住呼吸。将意识集中到一点上,将手放到石头的两侧。若是这样再搬不起来,就没有第二次机会了。只能这样了星野。青年对自己发出声音。就这么没有退路了。最后一拼。然后集中浑身的力量伴随着呻吟的声音举那石头。石头稍微举起一点。他更加集中力量,希望把石头从地板上举起来。
发布于 日本
