yamoli
25-08-15 11:25

《海辺のカフカ》摘译48章(14)
彼は思い切ってナカタさんのそばに寄り、その白いものの頭とおぼしきあたりに、刺身包丁を突き立てた。それを引き抜き、また刺した。それを何度も何度も繰り返した。しかし刺した手応えはほとんどなかった。まるで柔らかな野菜に包丁を突き立てているようなさくさくという感触があっただけだった。ぬるぬるとした白い表面の下には肉もなく、骨もない。内臓もなく、脳もない。包丁を引き抜くと傷口は粘液によってすぐにふさがれてしまう。そこからは血も体液も出てこなかった。こいつはまったく無感覚なんだ、と青年は思った。その白いものはどれだけ星野さんの攻撃を受けても、まったく意に介することなく、ナカタさんの口の中からずるずると確実に這い出しつづけていた。
他停止思考站在中田的旁边,将刀刺向那个家伙的像是头部的地方。把刀拔出来,继续刺。就那样重复了好多遍。但是对刺伤它却毫无反应。就像是将菜刀刺向柔软蔬菜那样很松脆的感觉。在白色表面的里面没有肉,没有骨头,没有内脏,没有脑子。拔出菜刀后那伤口马上被粘液堵塞上。从那里就不再流出血液和液体。青年想,这个家伙没有知觉吧。那个白色的东西对青年的攻击毫无介意似的继续从中田的口中光滑地往外爬着。

星野さんは刺身包丁を床に放り出し、居間に戻って、テーブルの上に置いたあった鉈に似た大ぶりな包丁をもって戻ってきた。そしてそれを白いものに向かって力の限り振り下ろした。その一撃で白いものの頭のあたりがざっくりと割れた。思ったとおり中には何もない。外皮と同じような白いぼんやりとした物質が詰まっているだけだ。それでも何度か包丁を振るって、頭の一部をようやく切断することができた。切り離された一部は床の上でなめくじのようにしばらく身をくねらせていたが、そのうちに死んだように動かなくなった。しかしそれも残された身体の前進をとめることはできなかった。傷口は粘液によってすぐにふさがり、欠けた部分は膨らんでもとどおりのかたちに復した。そして何事もなかったみたいにそいつはたゆみなく前進をつづけた。
星野把刺身菜刀放在地板上,回到客厅里,拿起放在桌子上的砍刀(像巨大的菜刀那样)又返回来。接着对准白色的东西用最大的力量砍下去。受这一砍击,白色东西从头部断开。就如所想,里面什么东西也没有。充满了与皮肤相同的白色混沌的物质。尽管如此挥舞几次砍刀之后总算把脑袋那一部分切断了。被切断的那一部分在地板上弯曲着,过一段时间之后僵死一动不动了。但是它剩余的那一部分的身体并没有停止前进。伤口马上被粘液堵塞立即康复,有凹陷的地方膨胀恢起来复成成原形。接着像没有发生什么事似的轻松地继续前进。

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