《海辺のカフカ》摘译48章(12)
ナカタさんの死体のある部屋からざわざわというかすかな物音が聞こえてきたのは、午前3時を少し過ぎたころだった。何か畳の床を這っているような音だった。でもナカタさんのいる部屋には畳はない。床にはカーペットが敷いてある。青年は顔をあげ、その音に耳を澄ませた。間違いない。何の音かはわからないけれど、ナカタさんが横になっている部屋で明らかに何かが起こっている。彼の胸の中で心臓が大きな音を立て始めた。青年は右手に刺身包丁を握り締め、左手に懐中電灯を持った。そして金槌をズボンのベルトに差し込み、床から立ち上がった。
从中田尸体躺着的房间传来乱哄哄的声音,已经过了凌晨3点。是什么东西在榻榻米地板上爬动的声音。可是中田所在的那个房间並沒有榻榻米。在地板上铺着地毯。青年抬起头,认真地听那声音。没有错。虽然不知道那是什么声音,但在中田所躺着的那房间里肯定有什么东西行动起来了。青年右手紧握刺身菜刀,左手拿着手电筒。而且把铁锤别到裤腰带上,从地板上站了起来。
「さて」と彼は誰に言うともなく言った。
“那个。”不知道他对谁说。
青年は足音を殺してナカタさんの部屋に通じるドアの前に行き、そっと開けた。そして懐中電灯のスイッチを入れ、光をナカタさんの死体のあるところに素早く向けた。ざわざわという音は間違いなくそのあたりから聞こえてきたからだ。懐中電灯の光は白く細長い物体を照らし出した。物体は死んだナカタさんの口から、もぞもぞと身をくねらせながら出てくるところだった。そのかたちはウリを思わせた。太さは大柄の男の腕くらいある。全体の長さはよくわからないが、だいたい半分近く外に出てきたというところだろう。体は粘液のようなものでぬめぬめとして、白く光っている。ナカタさんの口は、そいつを通すために、まるで蛇の口のようにかっと大きく開けられていた。たぶん顎の骨ははずれてしまっているはずだ。
青年蹑手蹑脚地走到中田房间的门前,轻轻地把门打开。然后打开手电筒,把灯光快速地照向中田死尸那个地方。唰唰的声音从其周围传送过来。手电筒光线照出那白色细长的物体。物体从死去的中田的口中蠕动着弯曲着身体往外面移动着。那形状让人想起了瓜。其大小类似强壮的男人的手腕。虽然还不明白整体的长度,大概有近一半爬了出来。身体像沾有粘液似的光溜溜地,发着白光。为了让那个家伙爬出来,中田的嘴简直就像蛇口那样大大地张开。大概额头的骨也要脱开。
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