yamoli
25-08-07 11:16

《海辺のカフカ》摘译48章(7)
「たぶん?」と星野さんは言った。
“大概?”星野说。

黒猫はそれには答えなかった。彼は目を細め、手すりの上でひとつ伸びをしてから、ゆっくりと立ち上がった。「じゃあまたな、ホシノちゃん。そいつを間違いなく殺すんだぞ。そうしないと、ナカタさんは死んでも死にきれないんだからな。きみはナカタさんのことが好きだったんだろう?」
黑猫没有回答。把眼眯小,在护栏上伸伸腰,慢慢地站了起来。“那个星野。必须要杀掉那个家伙。若不那样做,中田即便是死了但死得也不那么痛快。你喜欢中田吗?”

「ああ、あの人はいい人だったよ」
“那个人可是个好人呀。”

「だったらそいつを殺すんだ。圧倒的な偏見をもって断固抹殺するんだ。それがナカタさんの求めていたことだった。ナカタさんのために、きみはそれをやるんだ。資格をひきつぐんだ。きみはこれまでずっと人生の責任を回避していい加減に生きてきた。今がその仮を返すときだ。どじるじゃないぞ。わしもかげながら応援しておるからね」
“所以要把那个家伙杀掉。因为有巨大的偏见固然要杀掉他。那是中田所祈求的事。为了中田,你就把它杀了。你具有资格。你至今一直努力想回避人生的责任。现在正是返回的好时机。不抓住吗?我也在支持中。”

「それは心強い話だ」と青年は言った。「で、今ちょっと思ったんだけどさ」
“那是鼓励的话。”青年说。“那么,现在再想想。”

「なんだい?」
“有什么考虑的?”

「入り口の石がまだ閉まらずに開けっ放しになっているのは、ひょっとしてそいつをおびき寄せるためなんじゃないのかね?」
“那入口的石头现在还没有关闭处在打开的状态,说不定那是为了吸引那个家伙呢?”

「あるいはそうかもしれんね」と黒猫のトロはどうでもよさそうに言った。「おっと、ホシノちゃん、ひとつ言い忘れておった。そいつは夜にしか動かない。おそらくは夜の深い時刻に行動を起こす。だから昼間のうちによく眠っておくんだね。居眠りして見逃すとたいへんだからな」
“或许也是那样的。”黑猫陀螺一番无所谓的态度说。“哎呀,星野,忘记了一句话。那家伙只能晚上活动。大概是在深夜的时候行动。所以你要在白天好好睡觉。别在晚上发困的时候让那家伙逃走。”

黒猫は手すりからひらりと隣の屋根に飛び降り、尻尾をまっすぐに立てて、歩いて行ってしまった。身体が大きなわりに、猫はとても身軽だ。青年はその後ろ姿をベランダから見送っていた。猫は一度も後ろを振り返らなかった。
黑猫从护栏上啪的一声窜到临近的屋顶上,尾巴直直地站着,步行而去。其身体非常大而行动起来特别轻便。青年在凉台上目送它的后影。那猫一次也没有回头看看。

「やれやれ」と青年は言った。「参ったな」
“好了好了。”青年说。“拜拜了。”

发布于 日本