《海辺のカフカ》摘译48章(2)
「名前はあるの?」
“有名字吗?”
「名前くらいある」
“应该有名字。”
「どんな名前?」
“叫什么名字?
「トロ」と猫は言いにくそうに言った。
“陀螺。”猫很吃力地说。
「トロ?」と青年は言った。「鮨のトロ?」
“陀螺?”青年说。“寿司店的陀螺?”
「そうだ」と猫は言った。「実を言うと、近所の鮨屋で飼われているんだ。犬も飼っていて、そっちの名前はテッカっていう」
“正是。”猫说。“说实话,就是在附近寿司店里面饲养着。还养着狗,它的名字叫铁虎。”
「で、トロさんは俺の名前を知ってるんだ?」
“那么,陀螺你知道我的名字吗?”
「きみはなかなか有名なんだよ。ホシノちゃん」と黒猫のトロは言った。そして一瞬にやと笑った。猫が笑うのを目にしたのはそれが初めてだった。でもその笑いはすぐに消え、猫はまたもとの神妙な顔つきに戻った。
“你是相当有名的。星野。”黑猫陀螺说。然后一瞬间突然笑起来。看到猫发笑那可是第一次。但是那笑马上就消失,猫又恢复到原来神妙的模样。
猫は言った、「猫はなんでも知っている。ナカタさんが昨日のうちに死んじまったことも、そこに大事な石があることも。このへんで起こったことで、わしの知らないことはない。結構長く生きているから」
猫说:“猫我什么事都知道。中田昨天死了,在那里有重要的石头。在这附近发生的事,我没有不知道的。谁让我的寿命这么长。”
「ふうん」と青年は関心して言った。「あのさ、立ち話もなんだから、中に入らないか、トロさん」
“原来如此。”青年很关心地说。“那个,就这样站着聊吗?不可以进来?陀螺。”
猫は手すりの上に横になったまま首を振った。「いや、わしはここでいい。中に入ると落ちつかないっていうか、天気もいいし、ここで話をしようじゃないか」
猫摇一摇枕在栏杆上的脑袋。“不,我在这里挺好的。到里面去也不踏实,天气不错,不在这里说话吗?”
「べつに俺っちはどっちでもかまやしないだけどさ」と青年は言った。「どう、腹は減ってない?なにか食べるものはあると思うけど」
“我在哪里也没有关系的。”青年说。“怎么样?饿不饿?这里有可吃的东西。”
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