yamoli
25-07-31 15:53

《海辺のカフカ》摘译47章(21)
兵隊たちと別れてから、大島さんのキャビンまでの道筋をひとりでどのようにたどって戻ってきたのか、ほとんど覚えていない。深い森を抜けながら、その間ずっとなにかほかのことを考えていたような気がする。でも僕は道を見失わなかった。うっすらと記憶しているのは、行きに道ばたに捨てていったディパックを目にして、ほとんど反射的に手に取ったことくらいだ。同じようにコンパスと鉈とスプレー・ペイントの缶を拾いあげる。通路沿いの木の幹に僕がつけていった黄色い目じるしが現れたときのことも覚えている。それは巨大な蛾があとに残していった鱗粉みたいに見えた。
与士兵们告别之后,要返回到大岛的别墅,怎样才能沿着原来的那条道路回去呢?一点记忆也没有了。一边穿越深深的森林,在那期间感觉到在想着另外什么事。可是我并没有迷失方向。隐约记忆的是,在去的路边所留有记号,几乎类似反射性那样轻松得到。同样地把指南针、砍刀、喷漆罐等捡起来。回想起来在路边的树干上能出现的我所喷涂上的黄色记号。在那里看到有一个像是巨大的蛾子留下的鳞粉。

キャビンの前の広場に立ち、空を見上げる。気がついたとき、僕のまわりには自然の音が鮮やかに満ちている。鳥の声、小川の水音、風が木の葉を揺らす音――どれもささやかな音だ。でもまるで耳に詰まっていた栓がなにかの拍子にとれたみたいに、それらの音ははっとするほど生々しくて、そして親密に僕の耳に届く。すべてがつながりあい、入りまじっているのに、それでいながらひとつひとつの音がはっきり聞き分けられる。僕は左腕にはめた腕時計に目をやる。時計はいつのまにか動いている。緑色の画面にディジタル数字が浮かびあがり、なにごともなかったように刻々と数字を変えつづけている。4:16――それが今の時刻だ。
站在别墅(小房子)前面的广场上,仰望天空。当我意识到的时候,在我周围新颖地充满了自然的声音。鸟叫的声音、小河的水声、风吹树叶摇动的声音——都是很轻松的声音。简直像是合着什么拍子取掉了堵塞在我耳朵里面的栓,那些声音突然活生生地、亲密地传到我地耳朵。尽管所有的声音链接在一起、混合在一起,但它们每一个声音都能清晰地分辨开来。我看到戴在左手腕上的手表。手表从什么时候开始转动起来。在那绿色画面里浮现出数字,像什么事也没有发生那样连续地改变着那些数字。4:16——那是现在的时刻。

キャビンに入って、服を着たままベッドに横になる。深い森を抜けてきたあとでは、身体は激しく休息を求めている。僕は仰向けになって目を閉じる。1匹の蜂が窓ガラスの上で休んでいる。少女の二本の腕が朝の光の中で陶器のように輝く。「たとえば、よ」と彼女は言う。
进入别墅(小房子),穿着衣服躺在床上。穿过深深的森林之后,身体急切需要休息。我面朝上闭上眼睛。一只蜜蜂落在窗玻璃上休息。少女的两个手腕在朝阳的光线中像陶器那样闪闪发光。“假如的话。”她说。

「絵を見なさい」と佐伯さんが言う。「私がそうしたように」
“请看那幅画。”佐伯说。“就像我看那画那样。”

少女の細い指のすきまから真っ白な時の砂がごぼれていく。波が小さく砕ける音が聞こえる。それは持ち上がり、落下し、砕ける。それは持ち上がり、落下し、砕ける。そして僕の意識はうす暗い廊下のような場所に吸い込まれていく。
从少女细小的手指间的缝隙中纯白的时间的沙子撒落着。听到了波涛细碎的声音。把它扬起来,又落下,然后粉碎。把它扬起来,又落下,然后粉碎。接着我的意识被微暗走廊的这个场景吸引过去。

发布于 日本