《海辺のカフカ》摘译47章(11)
沈黙が僕らのあいだに降りる。深い沈黙だ。僕の胸の中でひとつの質問が膨れ上がる。それは喉を塞いで、呼吸を困難なものにしてしまうくらい大きなものになる。でも僕はそれをなんとか奥に呑みこむ。
沉默降临到我们之间。非常深沉的沉默。在我胸中有一个质问膨胀起来。它膨胀大到堵塞咽喉,呼吸困难。但是我还是把它咽了下去。
「記憶というのはそんなに大事なものなんですか?」と僕は別の質問をする。
“记忆难道是那么重要的事情吗?”我问另一个问题。
「場合によっては」と彼女は言う。そして軽く目を閉じる。「それは場合によってはなによりも大事なものになるのよ」
“根据场合,”她说。接着轻轻闭上眼睛。“根据不同场合记忆比什么都重要。”
「でもあなた自身はそれを焼いてしまった」
“可是,你自己却把它烧掉并烟消云散了。”
「私にはもう使いみちのないものになってしまったから」、佐伯さんは両手を、甲を上にしてテーブルの上に揃える。少女がやったのとまったく同じように。「ねえ、田村くん。あなたにお願いがあるの。あの絵を持っていって」
“那是因为我已经没有可使用的方法了。”佐伯把两手平摊在桌子上,手背朝上。和少女的动作完全一样。“那个,田村。对你还有个愿望。你要保管好那幅画。”
「図書館の僕のいた部屋にかかっていた、あの海辺の絵のことですか?」
佐伯さんはうなずく。「そう。『海辺のカフカ』。あの絵をあなたに持っていってほしいの。どこでもかまわない。これからあなたが行くところに」
“就是图书馆我所在的那个房间挂着的、那幅海边的画?”
佐伯点头。“是的。《海边的卡夫卡》。希望你保管好那幅画。具体在什么地方无关紧要。只要是你以后要去的地方。”
「でもあの絵は誰かの所有物でしょう」
“可是,那幅画是属于谁的呢?”
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