梅が香にのつと日の出る山路かな
松尾芭蕉、晩年の作
立春はとうにすぎたが、まだ肌寒いころ。 山道をゆくと梅の香が漂い、それに誘われるかのように朝日がひょっこり昇ってきた、というような意味。
「のつと(のっと)」がこの作品の味わいで、芭蕉の死後に一大流行を作り出した「軽み」の実践句となった。「のつと」は、何の前触れもなく突然現れ出る様子、類語:ひょっこり...
夏目漱石の『虞美人草』には「静かな椽えんに足音がする。背の高い影がのっと現われた。...」とある。http://t.cn/A610MDM0
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